2017/11/08

太極拳と行書体

前回は太極拳と楷書体というタイトルで投稿しましたが、今回はその続きです。

行書体の太極拳では1:9、5:5、7:3と言う体重配分(または床反力配分)の意識を薄めていきます。

正確には意識し続けるのですが、体重配分ごとに確認せず流れの中で上半身下半身の調和を感じながら1:9、5:5、7:3を通過していく感じです。

行書体の太極拳では前回に投稿した水の流れを意識していきます。

すると技と技の間の切れ目が無くなり、まるで潮の満ち引きや河の流れの様。

前回までは動きは調和させていきましたが、技と技の間で流れが途切れていました。。

このハッキリと意識的に分けたものは説明もし易く、動作の区切りも分かり易いので楷書体と表現していました。

これを技と技を繋げて切れ目を無くすことが漢字の書体でいう楷書体と行書体との違いに似ているかと思い行書体の太極拳と言うことにしました。

行書体の太極拳では楷書体の時とは蓄勁の感覚が変わってきます。

楷書体の太極拳では蓄勁するポイントが決まってました。

よく使っていた方法は5:5の時に沈身によって蓄勁するものでした。

これは相手にも読まれやすく技や動きに制限が出来てしまいます。。

わざわざ勁を貯める感じですね。

これに対して行書体の太極拳ですと動き始めたら勁が流れ続けている感じになります。

わざわざ勁を貯めるという意識がなくずっと身体の中に蓄勁されている感じ。

すると何時でも発勁出来ますし勁を貯める時間も必要なく相手にも読まれにくいものとなります。

先ずはこの途切れない流れ続ける型を稽古していくことが、行書体の太極拳となるかな?と思い日々の稽古としています。

これは発勁に限らず化勁としても重要な要素かな?

型である程度できるようになっても2人で行う推手になると流れが途切れ易く、酷いと相手とぶつかったりしてしまいますが、いつか修得したいものです。

最終的には草書体の太極拳を目指していきたいと思います。

好!

0 件のコメント:

コメントを投稿

抵抗出来ないように触れる

またまた久しぶりの投稿。 過去の記事を読みながら色々なことを考えていたのだなと 投稿した本人でさえよく分からないこともありましたが 覚え書きは大切ですね なるべくまた覚え書きとして投稿を再開したいと思います タイトルについてですが 双按で推す時に相手に抵抗されないように触れること...