2017/06/07

歩法について

最近は太極拳での歩き方について考えていました。

如何に無駄なく歩くか?

弓歩で5:5のまま足を上げることで身体は倒れていきます。

このバランスを崩すことで重心を移動させ動き始めます。

大切なコツは足にある3つの円を意識して歩くということ。

1つ目は踵の円(踵骨)
2つ目は足首の円(距腿関節)
3つ目は前先の円(第一中足骨の種子骨)

これらの円を意識して地面を転がるように歩きます。

【進歩】
前足を上げることで身体は前に傾きます。前足は踵から着くように足を伸ばしながら上げます。踵が着いた後は踵で転がります。

後ろ足は前に重心が移動することで足首で転がり次いで踵が浮き足先の円で転がるようになります。

前足裏全体が着地したら後ろ足を寄せてきます。擦り足にならないように注意。足を1ミリ地面から浮かし進めるイメージ。練習では床に擦った音がしないか気をつけて行うと良いです。

これを繰り返して前に進みます。

【退歩】
後ろ足を上げることで身体は後ろに傾きます。後ろ足は足先から着くように上げます。後ろ足が地面から離れることで、前足の踵で転がり始めます。

足先が着地したら足先の円で転がります。後ろ足全体が着地したら前足を引き寄せます。

退歩で止まるときには前足の踵を浮かして虚歩になるのも良い練習となります。

この歩き方をスムーズに行うと足を地面から浮かすだけの筋力で動くことが出来ます。

摩擦を無くすことでエネルギーのロスを無くします。

相手に触れたまま進むとそのまま発勁になります。

相手の腕を掴んだまま後ろに下がると相手を引くことが出来ます。

ただ歩くだけでもかなり強い力になりますが、歩くことで使わなかった筋力をこの歩法に組み合わせることで強烈な力が出せるようになると考えています。

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