2017/12/05

関節包内運動と太極拳

昨日の稽古後に仲間と焼鳥を食べに行ってきました

そこでの会話で、仲間から「最近の稽古で足首に意識している」との話を伺いました

仲間の表現だと「何か足首の前がスポッと穴が空く感じ」とのこと

この感じは膝裏の真ん中にもあるとのことなので、これって関節包内運動のことを言っている?と思い、比較的に感じ易い手首や肩関節について同じような感覚がないかを確認したところ「ある!」とのこと

やはりな
これは関節包内運動の凸の法則についての感覚を言っている。。

よく分かるな〜と感心しました

関節はボールとソケットの関係であることが多く、骨頭と呼ばれる側はボールの様に球形をしています

関節が動く時には、ボール(骨頭)が転がります

テーブルの上でボールを転がすとボールは転がって移動しスタートの位置から離れてしまいます(とても当たり前のことですが)

しかしこれが関節で起こると転がって脱臼してしまいます

でも脱臼しないのは転がる方向とは逆に骨頭が滑るからです(凸の法則)

テーブルとボールの関係で言えば、ビリヤードのボールの様に滑り易いものを想像して欲しいのですが、左に転がる分、右に手で滑らせるようにボールを手で回すとスタート位置からズレずに1回転させることが出来ます

関節で言えば骨頭(ボール)が関節窩(ソケット)からズレずに中心にあるということ

このズレない関節操作を覚えることで、筋肉に頼ることを減らし、骨で差支えることが出来るようになります

下半身では足首(距腿関節)だけでなく、膝関節、股関節と3つの関節の協調性(コーディネーション)が大切となります

関節包内運動の正常化させることが大切。
これ整体してあげれば楽なのでしょうが、太極拳の動作を繰り返すだけではかなり時間が必要になりそう。。

足首に対しては自分で出来る。
膝もちょっとは出来そう。
股関節は少し難しいな。。

稽古前に仲間同士で関節を調整し合うのも1つの手か。。

と独り言を失礼しました

この骨頭を中心からズラさないように動作することで、支える為の筋力を最小限にすることが出来、発勁の威力も上がります

重要そうな関節の覚書
★距腿関節
●距骨下関節
★膝関節
★股関節
★手関節
★肩関節
●胸肋関節
●環椎後頭関節

他にもありますが、取り敢えずこの辺の関節を意識的に動かすと良いと感じます

★印は特に大切と思うものも

今度、太極拳教室で機能解剖をお伝えするのも上達の上で必要かな?

正しくイメージして稽古することはとても大切だと思いますので

好!

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