2017/01/27

引進落空(いんしんらっくう)を考える

太極拳をやっていると武術仲間に「発勁を見せて欲しい」とか「発勁はどんなものか?」と言われることがあります
発勁というと物凄い力で一方的に相手を吹き飛ばすというイメージがあるようで、それが太極拳だと思っている方もいるようですね
確かに物凄い力を出せるように稽古をしていきますが、それは太極拳の一部かな?と思います
私としてもっと重要視していることが相手の無意識に働きかけると言うこと
それが相手の力を貰うことに繋がると思います
最近は引進落空(いんしんらっくう)について考えてましたが、インターネットで調べてみると
引進は導入するとか前傾させる
落空は空振りさせると
説明されていました
引進の為に上手く相手を誘い込み、出来れば意識できないぐらい自然に動いて欲しいように誘導することが大切だと感じました
そして期待を裏切ることが落空かなと
酷い悪戯を例にすれば
椅子に腰掛けるように椅子を出してあげたのに、相手が背中を向けて座ろうとした時に椅子をずらして尻餅をつかせるような感じ。。
実際にはやりませんよ(笑)
椅子の悪戯はやりませんが、太極拳の推手では如何にこの状況を作るかが大切だと感じます
そうすると必要以上の力はいらないことになるのかな?と考えて稽古しています
良く太極拳の推手大会の動画を見るのですが、力やフェイント、スピードに片寄った試合になってしまうように見えます
分かりやすいし、それが自然な動きなのでしょうし、確かに強いですし仕方がないことなのかなと感じています
ただそこを目指すと私としてはつまらない。。
引進落空を実現する為に、以前投稿した相手の反射を利用したり、錯覚を利用したり、感覚をずらしたりすることが大切だと最近考えています
その為に暗勁、陰陽、形、リラックスと緊張を考えて稽古をする必要があるのかな?と思っています
いつか理想の太極拳を出来るようになりたいなぁ~
その為には練習あるのみですね
ハオ!

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