2017/10/22

太極拳と楷書体

漢字の書体には楷書体、行書体、草書体があります。
太極拳の動きの中でも漢字の書体の様に、意識を分けて稽古することが大切に感じます。

特に型を行う時に意識していくと良いかと思います。

以前には楷書体の様に動きを一つ一つの動きをハッキリと分けて行っていました。

足の体重配分では9:1、5:5、7:3などを感じながら行っていました。

初めの頃は実際に動作を止めて、足の体重配分がある程度スムーズに出来るようになったら手の位置や身体の向きなども9:1の時はココ!5:5の時はココと言うように型の稽古を行ってきました。

実際にもポイントポイントで一瞬止まり、上手くポーズ(形)が出来ているかを確認しながら行っていました。

ここ迄の段階ですと型の順番と大まかな形を覚えるだけの稽古ですね。

しかし自分自身がこの段階にいる時にはちゃんとやっている様に感じていて、後になって振り返るとまだ入口にすぎなかったのだな〜と思います。

そして型の意味もあまり分からないと言うか順番と形を覚えるのに必死で考えたことなかったなぁ〜と今になって思います。

意味が分からないから余り面白さも感じていませんでした(爆)

今は凄く面白く感じてますよ(笑)

で続き。。
次の段階に入ると腕、足、身体の動きを調和させるように意識していきます。

体重配分での手足体の向きや位置が正しくても、体重の移動動作と手足体の動作が調和してないと見た目もぎこちなくなりますし、技としても成立しなくなります。

これを合わせるのがかなり難しい。。

体重移動だけ終わってから手足の向きや位置を調節したり、逆に手足の動作が終っているのに体重移動が途中であったりと中々修得するのに時間が掛かります。

太極拳の要訣に内外相合がありますが、外身と中身を合わせることが調和して動くことのポイントとなるように思います。

全身を調和して動けるようになると身体の中の勁の流れを感じ、蓄勁する感覚も分かってきます。

そして段々と体重配分の時に止まって確認していたものを無くしていきます。

本来、太極拳は水が流れる様に一度動き出したら止まらないようにするべきものですから。。

また止まると居つきにもなり、次の動作へのタイムロスとなってしまいますしね。

ここ迄の段階にくると、外から見ていてもとても綺麗な動きに見えてきます。

ここ迄が太極拳における楷書体であり、最初に学ぶべき型かな〜と感じています。

この型はやわらか健康太極拳教室の会員専用ページに動画で載せています。

次回は太極拳における行書体について書いていけたらなと思います。

現在、私が練習しているのが行書体です。

再見!

2017/10/16

足裏の3つ目のポイント

久しぶりに詠春拳からの気付きからの太極拳の気付き。

今までは自分の中で湧泉がとても重要に感じており、湧泉ばかりに意識がいっていました。

先日投稿しました失眠穴もそうですが、湧泉以外にも大切なポイントがあるのではないかと考えるようになりました。

その大切なポイントは。。
①湧泉穴
②失眠穴
③母趾球(第一中足骨にある種子骨)

この3つのポイントを上手く使い分けることが最近の課題となりました。

①湧泉穴
馬歩や弓歩に拘らず定歩の時に重要で、身体を安定させる時に特に重要なポイントと考えています。
上下方向への勁を繋げる、特に沈身で意識することが大切だと考えています。

②失眠穴
先日も投稿しましたが、イメージとしてはアクセル。
前に押し込む時に意識しやすいですが、後への重心移動や進歩や退歩などの活歩でも重要なポイントであると感じます。

③母趾球
そして本日のメイン。
これは詠春拳で前蹴りをする時に意識するようにしてから状態が安定してきました。

母趾球を意識するまでは湧泉や爪先を意識して前蹴りをしていました。

以前の方法ですと床からの摩擦が大きく不安定になり易く、膝も捻れ易い状態でした。

母趾球を意識することで、スムーズに安定して動作が出来るようになりました。

イメージとしてはコマの軸。

これを意識してから単鞭下勢〜金鶏獨立をする時の軸足が作りやすく動きがスムーズになりました。

また転身擺蓮でも母趾球を意識します。

そして活歩の投稿でも書いたかもしれませんが、爪先の転がりとして意識する部分でもあります。

足裏の3点を意識することで摩擦を強めたり弱めたりすることが大切だなと感じています。

好好的!

2017/10/15

失眠穴の意識(後足)

失眠穴は後足でも重要となります。

失眠穴は踵の中心にあるツボで、不眠や自律神経失調症の方にお灸を行うツボでもあります(雑学)

後日、投稿しようと考えていますが「母趾球の意識」があります。

足裏には湧泉・失眠・母趾球と3つの需要な点と球があると考えています。

如何に床からの無駄な摩擦を省くか。。

これまでは単鞭を行う時に、前足に加重をしてから前足を意識して、後足を踵支点に爪先を内に入れていました。

前足加重なので、後足には体重がほぼ掛からずにスムーズに爪先の角度を変えることが出来ました。

しかしこれは重心移動のみ。。
気持ちも良く慣性力を使っているので威力もそれなりにありますが、しかし後足が形を整えているだけ感がありました。

爪先を45度方向を変えながら前足に加重しようとすると、つい床との摩擦が気になり、前足を意識してからの後足の操作をしてました。。

これがこれまでの感じ。。

しかし失眠穴を意識して、後足で前足に加重させながら爪先の向きを変えるとほぼ摩擦無しで床を蹴ることが出来る!

その意識で型を行うと自然と動きが調和されていく感じになりました。

これまでが柔らかい勁の繋がりとしたら、より力強い勁の繋がりとなる。

まだ試し始めたばかりなので、一度型を通しただけで疲れを感じますが、何度も続けることでスムーズに動けることになるかな?と思い稽古をしています。

ちょっとした意識の違いで型の感覚が丸で変わることはとても面白いものですね〜。

好!

失眠穴の意識(前足)

以前に湧泉穴の意識について投稿しましたが、最近では踵骨(カカト)の中心にある失眠穴について考えるようになりました。

踵骨が丸いことと失眠穴というポイントを意識することで、スムーズな移動が可能になります。

太極拳の歩法では弓歩で前足に加重していると後足に体重を移してから前足を踵支点に開いてから加重し、後足を一歩進める動作があります。

この前足から後足に、そして再び前足に加重することが、無駄な労力かな?と感じるようになりました。

これ。。
失眠穴を意識することで前足加重のまま動けます。

転がりを活用するので、ほぼ摩擦なし!
もっと効果的に行うには膝抜きの意識も大切だと感じました。

膝抜きを入れることで摩擦抵抗を減らすことができ、更に無駄の無い動きになるように感じます。

これは前足についての活用法。

後足についての失眠穴については次回に投稿したいと思います。

また発勁についての続きが伸びてしまいそう。。

不嫌!

丹田の大切さ

最近は丹田の大切さを強く感じます。

以前からも丹田の大切さについて教わったり本で読んだり頭では理解していましたが、先日丹田呼吸の稽古をしていて新しい感覚がありました。

この感覚は頭で考えて想像していたものと同じでしたが、これまでは後一歩のところで出来ていなかったことに気が付きました。

今でも完全に出来ているとは言えませんが、かなり具体的な完成形をイメージ出来ました!

丹田が球であること。
腹、腰椎、骨盤と丹田の関係。
横隔膜、骨盤底筋群、肋骨の使い方。

この辺を意識するのがポイントかな?

コレで丹田の強化が捗りそう。

これまで地味に感じていた呼吸法がとても面白いものとなりました!

何処でも出来るので、これからは電車の移動時間や待ち合わせ時間とかでも稽古が出来るのはとても魅力的ですね〜。

丹田は膨らんだり縮んだりするもので、解剖学的には存在しないものでしょうが、質感としてはしっかりと感じることが出来ます。

自由に丹田を開合することで、放鬆しながら強固な体幹を作れそうな予感。。

好!

2017/10/10

前足による発勁

今はやり方が変わってきましたが、発勁覚書の投稿した時の感覚で今回は書きたいと思います。

この感覚も大切だと思いますので。。

右足が前での弓歩の時に左手を使って発勁する方法です。左足が前な時には右手を使います。

この発勁に気が付くまでは後足の力を手に伝えることで発勁していましたが、この前足を使った発勁では、タイトルの通り前足の力を使って発勁します。

後ほど投稿する予定である螺旋の力を使った発勁も合わせて行います。

それに床反力と伸張反射を利用すると効果的です。

コツとしては階段を昇る感じ。

この発勁が出来るまでには相当な時間が掛かりましたが、現在ではお辞儀を使った発勁に変わり余り利用しなくなりました。。

しかしこの感覚は今後また使うことが出来そうなので覚書として投稿しておきたいと思います。

全ての発勁のコツは手を使わないこと。

好!

2017/10/09

跟歩による発勁

好久不見!
随分とご無沙汰しました

前回の投稿した後、身体の変化が早く文書に残す前に感覚が変わる為、落ち着いたらまた投稿しようかな?と考えていたところ、仲間にその日その日の感覚を残すのが大切だと思うと指摘を受けたので投稿を再開しようと思います。

アクセスを調べたら少しは見て頂けている様なので励みになります。

記事を読み返すと発勁について続けて投稿すると言っておきながら緩勁のみで投稿が途切れてました。。

今回は跟歩による発勁についての覚書です。

跟歩とは前足に後ろ足を寄せる歩法です。
この歩法を利用した発勁となります。

以前は難しく中々上手く出来ませんでしたが、最近は随分と自然に行えるようになりました。

先ず互いに弓歩で向かい合います。
受けは胸の前に両腕を組み5:5で構えます。攻めは受けの組んだ腕に労宮(掌心)を当て5:5から1:9となるように後ろ足に体重を移動させます。

1:9から前足にしっかり体重を載せてから後ろ足を寄せます。

この体重の移動動作を行うことで労宮に勁を繋げていきます。

コツは如何にスムーズに体重移動させるかです。
最初の段階では1:9→7:3(前足:後足)を2回繰り返して、3回目に前足に完全に体重を載せ後足を寄せながら発勁します。

上手く出来るようになったら触れて直ぐに発勁するように練習していきます。

では今回はここ迄で!

好!

抵抗出来ないように触れる

またまた久しぶりの投稿。 過去の記事を読みながら色々なことを考えていたのだなと 投稿した本人でさえよく分からないこともありましたが 覚え書きは大切ですね なるべくまた覚え書きとして投稿を再開したいと思います タイトルについてですが 双按で推す時に相手に抵抗されないように触れること...