2016/12/10

放鬆(ファンソン)覚え書き

年末に鍼灸学生時代の太極拳部仲間と飲みに行きました

彼は少林寺拳法を長年やっており最近ではキックボクシングを始めたとのこと

昔から色々と治療の技や武術の技とかお互いに情報交換として実技を実践しあうことがよくあるのですが、今回も飲みに行く前に仲間の治療院で発勁を見せて欲しいと言われたので、30分ほど太極拳の技を体験して頂きました

その中で「腕を両手で抑えてみるから
きみは返せるか?」と言われガシッと私の右腕を肘と手首のところを抑えられました

流石に少林寺拳法を長年稽古していたこともあって、簡単には返せそうにもない。。


ただ太極拳の稽古の時に私がするアドバイスとして「抑えられたところを意識せずに動くようにすれば相手の攻撃を流せる」と仲間に伝えるのですが、それを実践してみました

抑え込まれた腕を意識せずに放鬆することに注意して動いたらアッサリと相手の腕が外れました


他の方法も仲間内では通用していたので、月間2つのやり方を試してみたところ。。

①ゆっくりと勁を繋げる方法
素早く動かずに型の時のようにゆっくりと動いてみましたが、相手に上手く対処されてしまい返すことが出来ませんでした。。

②放鬆(リラックス)を意識して、スンッと上半身と下半身を協調させながら足裏の湧泉に吸い込まれるように沈むことで相手の腕を外すことが出来ました


いつも同じ仲間と練習していると、お互いの勁を感じることに力を入れている為か、相手のに合わせて技に掛かりやすくなってしまいます

これは勁を感じる稽古としてはとても大切ですが、初めて組む人や太極拳を知らない人ですとかなり稽古の時とは違う感じになってしまいます

当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、同じ人と稽古をしていると、綺麗に技が掛かるので誰にでも技を掛けられると勘違いする危険性があると感じました


太極拳はゆっくりと動くことで、勁の繋がりを感じながら稽古することが大切だと思いますが、技を掛ける時には素早く動かなくてはならない場合もあり、素早い動きであっても勁が途切れないようにすることが大切だと改め思いました

今回の経験で、素早く動くと動きが雑になり勁の繋がりが悪くなることを感じました

腕の力に頼ってしまっている部分がありました。。

素早い動きでも力に頼らず放鬆できるように、もっと動きの精度を高めなければ。。


ハオ!



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